高齢者も注意すべき低温やけどを引き起こす暖房器具の注意点

冬の寒い季節には、暖房器具が欠かせません。
しかし、暖房器具には低温やけどの危険性があります。
低温やけどとは、40度以上の温度に長時間さらされることで起こるやけどのことです。
低温やけどは初期段階では痛みが少なく、気づかないうちに重症化することがあります。
特に高齢者や皮膚の弱い人は注意が必要です。
湯たんぽは熱いお湯を入れて使うため、直接肌に当てるとやけどの原因になります。
湯たんぽを使うときは、カバーをつけて布団の中に入れるようにしましょう。
また、湯たんぽの温度は60度以下に設定することが推奨されています。
使い捨てカイロは空気に触れると発熱するため、密閉された場所で使うと温度が上がりすぎることがあります。
使い捨てカイロを使うときは、衣服の上から貼るか、ポケットなどに入れるようにしましょう。
こたつは足元を暖める便利な暖房器具ですが、長時間入っていると足や脚が低温やけどになることがあります。
こたつで眠ってしまうのは低温やけどのリスクを高めます。
こたつに入る時はタイマーを設定するなどして使用時間に気をつけましょう。
電気毛布は寝る前や寝ている間に使う暖房器具ですが、直接肌に当てるとやけどの原因になります。
電気毛布を使うときは、設定温度に注意してシーツや毛布の上からかけるようにしましょう。
最後に、電気カーペットです。
電気カーペットは床を暖める暖房器具ですが、長時間座っているとお尻や足裏が低温やけどになることがあります。
電気カーペットを使うときは、厚手の敷物を敷いて座るようにしましょう。
暖房器具を使う際は、適切な温度設定や使用時間を守り、肌の状態をチェックするようにしましょう。